看護師1年目で初めて受け持った患者さんを覚えていますか?

看護師1年目で初めて受け持った患者さんを覚えていますか?

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看護学校を卒業して、晴れて看護師として働き始めてから、1年目というのは本当に過酷な日々が続いていました。
一日中走り回っているような業務で、それに加えて課題も沢山出されますから、帰宅してもゆっくりなんてできません。
眠気と戦いながらレポートを書く事は当たり前でした。
それに、初めて受け持った患者さんの事は、とても良く覚えています。

私が受け持ったのは、まだ30代という若さで、白血病を患っている患者さんでした。
その方はカメラマンをしていて、幼い子供と奥さんとの3人家族でした。
私は、始めての受け持ち患者さんという事もあって、その患者さんにかなり思い入れがありました。
なるべく患者さんに寄り添って、死の恐怖や不安を和らげて上げたいと思ったんです。
でも、日中は業務に追われていて、ゆっくり患者さんと会話している時間がありません。
ゆっくり患者さんと接していると、業務が回らなくなってしまうので、先輩から怒られてしまうんです。
だから、夜勤の時に、ちょっと時間が空いた時間に、患者さんのところに行って会話をしていました。
患者さんは、幼い子供と、苦労をかけてばかりいた奥さんを残して、この世を去らなくては行けない事が、
とても心残りだと苛立っていました。
そして、死への恐怖や不安から、死についてのいろいろな事を調べていたんです。
私は、患者さん気が少しでも気が紛れてくれたらと思って、出来る限り時間を作って話しを聞くようにしました。

その患者さんは数ヶ月後には亡くなってしまったんです。
初めての受け持ちの患者さんで、家族とも関わってきたので、とてもショックでした。
受け持ちの患者さんが、元気になって退院してくれる事が、なによりもの願いです。
とても良い経験になりました。

2014年12月 4日|